2006年05月05日

新油田の発見?by『南十字星通信』

ritaさんよりのコメントを本編にしておきます。
一体このニュースが出た意味は何なのでしょうか。
探鉱に資金提供したはずのシェブロンの株価
http://finance.yahoo.com/q/bc?s=CVX&t=3m
にもニュースの影響での上昇らしきものは見られませんし。
政治株、じゃないですけどブッシュ政権がガソリン価格上昇で苦境に立っているため先行き原油価格が下がるよ、との雰囲気を醸成するために情報を発信してもらっているのでしょうか。
であれば、いずれ主流のメディアにも出てくるはずでしょうから今後の情報を待ちましょう。

−−−
[ニュース]
ルイジアナ沖に新油田発見?/and the earth is flat.

というニュースを見かけました。
シェブロン社がコーネル大学と共同で発見したそうで、埋蔵量は600億バレル。だそうです。

New Tech Spyの5月1日付けによれば、発見された油田の規模は、北海油田の2倍以上、アラスカはANWR地区の採掘可能埋蔵量の6倍。600億バレルがすべて採掘可能な埋蔵量をさしているのか、明らかではありませんが、世界でも一ニの規模の巨大油田ということになります。

と、ピークを疑う人は、それ見たことか、石油はまだふんだんにあるじゃないか。発見されていないだけだ。というかも知れません。

しかし、これだけの油田の発見がなぜ、メインストリームのメディアにでないのかなと不思議になって、記事をよく読み直すと、なるほど。発見に関わったコーネル大のチームを率いたのがLarry Cathlesです。ピーク論壇では良く知られた名前です。

なぜ有名かというと、石油の「無機起源説」を唱え、地球の深奥で今現在もじゃんじゃんと生成されているからなくならない。ピークになんかならない。油田はいったん枯れても、再び採掘できるようになる、石油はじゃんじゃんある。そういうトンデモ説を流布している人です。こういう人の話にすがりついて、「石油は無尽蔵なの。ラッキー」なんて思い込む人たちがあちこちにいて。

無尽蔵説の旗ふり役なら、埋蔵量にしても、もっと、大風呂敷を広げても良さそうなのに、たったの600億バレル。これって、米国の石油消費は一日2千万バレル以上なので、もし、仮にこの「新油田」が本物で、すべて採掘できたにしてもわずか3000日分にしかならない。つまり8年ちょっとしかもたない。

あっ、でも、埋蔵量はどんどん増えるものだし、いったん枯れてもまた、どこからか石油が流れ込んできて採掘できるようになるし、もともと「無尽蔵」なのだから無くなる心配なんかいらないのか。んだったら、埋蔵量なんか、最初からわざとらしく発表するな。

ああ。目眩がしそうだ。
ーーーーー
ちょっと古いものですが、エコノミストに載った石油無限説の記事の翻訳が下記で読めます。
http://cruel.org/economist/oil/lotofoil.html

Posted by rita at 2006-05-04 04:55:25
南十字星通信より転載)

−−−
●この下に加えていきますのでコメントを末尾にお書きください。・ritaさん、その名前は初めて知りましたが、この名前で検索してみましたら、Geotimes2003年6月号に同じ箇所についての以前の評価がありますね。
http://www.agiweb.org/geotimes/june03/NN_gulf.html

 ここでは"1,000 billion barrels of oil and gas"つまり一兆バーレルが取れるあるというホラを吹いていたようです。
今度の発表がそれと比べてどのくらい意義のある情報なのか分からなければ信用を築くのは難しいでしょうね。
まあ、もしかすると逆にほんとうに狼少年が狼に当ったということもありうるでしょうが。
Posted by SGW at 2006-05-05 15:25:18

・これ、完全なでっちあげだそうです。
記事のなかで名前の上がったLarry Cathles自身が否定します。
(the oil drum)参照。
そうなると、誰が、どんな目的で?
ちょっと興味のあるところですが。
Posted by rita at 2006-05-05 16:09:51

・なるほど、そりゃ小説の世界のようですね。
Posted by SGW at 2006-05-05 16:17:23
posted by おぐおぐ at 14:54 | TrackBack(0) | 悪影響/ニュース/リンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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