2006年07月29日

「ん」のカーブが意味するもの

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(以下、初出2006年7月29日)
んの字.jpg
 もうこの図を見てもらえば言いたいことはすべて分かるかと思います。
私たちがどこにいるのか、と言えば、「構造的な需給ギャップの拡大」により引き続く石油高騰が予想される時代(黄色の箇所)に足を踏み入れているということです。
 中国インドの成長に伴い、需要の拡大が確実視されている中で、供給が横ばいになることだけでも需給ギャップが広がりますし、右肩下がりになることで、さらにその広がり方は急になります。 もう少し考えてみると「果たして私たちはプラトーの時代・前期とプラトーの時代・後期の間の境目を認識することができるかどうか」が危機的に重要なことだと解かります。
その境目を認識することができるのなら、後期プラトーの時代全体を黄色ではなく赤色の、クライシスマネジメントを実際に実行する時期として過ごす事ができるでしょう。

 その指標としては、おそらく石油価格上昇率の指標といったものを使うことができるのではないでしょうか。つまり、後期プラトーの時代の特色としては、需給ギャップの拡大率≒需要増加率となることにより石油価格上昇率が一段と上がることが想定されます。

追記:
YouTubeのピークオイル関係ビデオ
Peak Oil: Gas Prices, Supply Depletion & Energy Crisis SHORT
http://www.youtube.com/watch?v=DMQd5nGEkr4&NR
この中の6分目あたりでも「ん」の字形の意味について説明しています。

後日記:
 一体全体、黄色の時期というのはピーク(山頂)なのか、プラトー(高原)なのか、という疑問を抱く方もいるかと思います。これは見る人の主観によるもので、実際には同じ用語であるとみなします。
 「現在はピークではない、プラトーにすぎない」と主張する否定論者の人は、そのプラトー状態が続けば、需要と供給のギャップは1年経つごとにどんどん拡大していくということの意味を過小評価しているのだと思います。
「プラトーの先にさらに一山がある」という論はまたあるでしょうが、それはプラトー論とも別論でしょう。
posted by おぐおぐ at 07:05| 哲学(時代認識/エネルギー論) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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