2008年02月02日

ん!:ニュース短信その7

  この記事の中で、短いニュースを蓄積していきます。

この記事の表題一覧。
・19日月曜にNHK-BS1『きょうの世界』でOPEC首脳会議の結果解説
・第三回OPEC首脳会議
・NBOnlineにニューズウィーク誌記事が出ています
・経済産業省が原油価格上昇の影響をまとめました
・ブラジルの海底油田発見についてのニューズウィーク誌記事
・石油鉱業連盟、早期ピーク説を否定「石鉱連資源評価スタディ2007年」
・OPECは年次総会でも増産を見送り
・サンデープロジェクトで石油高騰の論争紹介
・小麦の政府価格は来年更に2〜3割高騰
・村上龍の著名メールマガジンJMM「金融経済の専門家たちに聞く」に原油高騰の質疑が掲載
・番外編:Global Witnessがピークオイル危機をバリでプレゼン
・IEAの事務局長、中国の需要が強く1バレル150ドルもありうると
・朝ズバで末吉氏がピークオイル説に言及
・NBOnline記事に石油業界のみる2008年の関係要因記事
・NewsWeek誌の100ドル解説記事
・環境エネルギー政策研究所のメルマガ【SEEN No.43】
・三菱UFJリサーチ・コンサルティング・(隔週)原油レポートで原油枯渇リスクについて否定
・道路特定財源問題に関する見解
・山頂2号記事「ガソリン車時代の終わり/the end of petrol driven cars.」
・益岡賢HPにリンダ・マクウェイグの記事が
・昨年後半のNY原油価格
・川田龍平参議院議員にロビイング
・『分散型エネルギー社会を目指して』
・OPECは2月会合でも増産見送り
ん!ニュース短信その8につづく

   −−−
●OPECは2月会合でも増産見送り
 ニュースにならないのがニュースですね。約90ドルなら安定価格という認識ができつつあります。

●『分散型エネルギー社会を目指して』
 daiさんのブログの過去記事リストをトップページ
の左下に掲載しました。本来ならもっと前に紹介すべきだったところさぼってました。一部ネタ元にしていると言えなくもない記事もちらほらなので。●川田龍平参議院議員にロビイング
川田龍平メルマガ:生きるって楽しいと思える日本へ。
 Vol.69 【活動情報盛り合わせ】
 2008/1/26 発行部数:1,522通 http://ryuheikawada.jp/
■ 最近の活動から
より
−−−引用ここから
定例勉強会・ピークオイル問題専門の[SGW]さんよりレクチャー
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/forum2/
原油の値上がりは、一般的に投機や設備投資の遅れが原因と言われています。が、実は、産油国の埋蔵量の虚偽発表も含め、既に石油産出量がピークに達しており、需給バランスが崩れていることがその背景にあるとのことです。
石油依存のこの文明、社会は早々のうちに破たんすることは明白で、この現実を踏まえて地球温暖化対策も考えなければならない、というものでした。
30年前のローマクラブの「成長の限界」以来、石油枯渇説は何度も流布されてきましたが、事態ははるかに危機的のようです。
−−−引用ここまで
 石井吉徳先生の勉強会を企画していただける、とのことでした。通信にも載せていただいてありがとうございました。

●昨年後半のNY原油価格(人力フィード版)
をここに溜めておきます。
    2008年2月物 2016年12月物
12月27日 96.86    88.21
12月21日 93.31    87.83
    2008年1月物 2016年12月物
12月17日 90.63 88.29
12月13日 92.25 87.88
12月7日 88.28    86.62
12月2日 88.27 85.91
11月27日 94.75 86.39
    2008年1月物
11月20日 98.50
11月13日 91.64
    2007年12月物
11月6日 97.08 
10月23日 84.90
10月19日 89.78
10月17日 87.18 
    2007年11月物
9月28日 83.49
    2007年10月物
8月22日 69.47
    2007年9月物
7月31日 78.20
7月12日 72.64 

●益岡賢HPにリンダ・マクウェイグの記事が
使命はまだ達成されていない
巨大石油企業がイラクに抱いた夢http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/linda080105.html

 イラクの「石油収入分配法」案の問題点を指摘しているクシニッチ候補者が米次期大統領選で注目されていないことを指摘しています。
”ブッシュ政権はイラクでの災厄をめぐってすべてのものをむちゃくちゃにしているが、一点についてだけは大成功を収めている。ブッシュ政権がイラクの石油をむやみにほしがっていることから、人々の議論をそらすことにはなぜかしら成功したのである。 ”

●山頂2号記事「ガソリン車時代の終わり/the end of petrol driven cars.」
 ”世界最大のクルマメーカーのトップがピークを認め,ガソリン車の時代は終わりで、これからは電気自動車だ,そう発言する意味は大きい。”
 GMのワゴナー会長が、デトロイトショーで発言したということです。これがニュースになっていない日本のマスメディアは、まあダメダメですね。
元記事はこちら。
General embraces electrics as oil slips away
http://www.theage.com.au/news/national/bmotoringb-gm-concedes-oil-has-peaked-and-electric-is-the-future/2008/01/14/1200159362708.html

道路特定財源問題に関する見解
 というのを姉妹ブログ『温暖化いろいろ』に掲載しました。

●三菱UFJリサーチ・コンサルティング・(隔週)原油レポートで原油枯渇リスクについて否定
 1月11日号です。
”2.トピック〜石油資源の特徴と枯渇リスクについて/p>
世界経済は資源制約という大きなリスクに直面しているとの見方がある。一次産品の価格高騰が続く中で、原油など天然資源の枯渇も意識されている。
しかし、石油資源は物理的に枯渇する可能性はほとんどないであろう。結局のところ、多数の代替品が存在するからである。”
 うーん、聞いていないことに答えるはぐらかしの技術は一流品というべきか、@原油など天然資源で意識されているのは生産量の頭打ちであり最終局面の枯渇のことなどは論点ではありません。A多数の代替品が存在するのが本当なら、この石油価格高騰の折、ただちに世界経済を救助するために出動してもらわなあきまへん。Bそもそも代替品がある、というのは問題を認めた論旨やおまへんか、といったツッコミが思い浮かぶところです。

●環境エネルギー政策研究所のメルマガ【SEEN No.34】
 飯田哲也氏の巻頭言「風発:環境エネルギー激動時代の羅針盤として」より一部抜粋。
”もう一つ、原油価格がついに1バレル100ドルを突破した。未だに日本のメディアでは、「ピークオイル」(世界全体の原油の生産がピークアウトする状況)がタブーに近く、ドル安やサブプライム問題から向かってきた投機資金の側面からの解説に留まっている。これは、日本のメディアの体質によるもので、数ヶ月以内に、ピークオイルが大きくクローズアップされることは間違いない。
確かに100ドルを超えた瞬間値は投機資金の影響が大きいものの、構造な問題としてはピークオイルがある。しかも、生産のピーク以前に、輸出余力のピークが顕在化する。このピークオイル問題が顕在化した場合、短期的・国民経済的の影響とその情報ラッシュは、地球温暖化問題の比ではなく、(これも日本のメディアのフレームアップする体質から)ほとんどパニック連鎖が懸念される。”

●NewsWeek誌の100ドル解説記事
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080109/144506/
 薄商いにたまたま最小限度の買いを入れた人物がいる、ということです。

●NBOnline記事に石油業界のみる2008年の関係要因記事
2008年を斬る:原油価格130ドルのシナリオ
巨額マネーの流入で引き続きボラティリティーは高い

 やはり1バーレル25ドルというような安い石油の時代は終わった、という評価までは出してきています。

●朝ズバで末吉氏がピークオイル説に言及
 物価高騰をセンセーショナルに煽っていたみのもんた氏の番組ですが、その中で末吉竹ニ郎氏がほんとに一言だけ「長期的には需要がどんどん増えるんじゃないか。一方ではピークオイル説というのがありまして、石油の供給がどんどんピークに近づいているんじゃないかという心配もあるんですね、そういったことがあって・・」と喋っていました。

●IEAの事務局長、中国の需要が強く1バレル150ドルもありうると
発言したということです。
BloombergNews:IEA Chief Says Oil May Rise to $150 on China Demand
 うーん、日本人の田中氏は昨年秋だかに新たに事務局長になったばかりで早速失言なのではないでしょうか。
``Suddenly the lower-level price age may be over and we are now in the age of very high energy prices,'' Tanaka said.
本当のことを言っちゃあまずいでしょう。

●番外編:Global Witnessがピークオイル危機をバリでプレゼン
 バリCOP13の温暖化問題の交渉でもNGOが取り上げたということです。

●村上龍の著名メールマガジンJMM「金融経済の専門家たちに聞く」に原油高騰の質疑が掲載
 「Q.842配信日:2007年12月24日
 原油価格の高騰が止まりません。おもな理由は、原油需要の増大、イラク戦争やイラン情勢、そしてテロなどの心理的供給不安、それに投機だと言われているようです。今後、原油価格の高騰が止まるためには、どのような要因が必要なのでしょうか。
 メルマガではすでに流れていますが、専門家の回答は来年1月になってからまとめてHPに掲載されるということです。多くの専門家が自分の視点から解説されるところが人気の素だと思いますが、今回のは余り多角的ではなかったようで、ピークオイル説について触れたものはありませんでした。

●小麦の政府価格は来年更に2〜3割高騰
 各紙報道より。10月に1割増加しましたが、再度だそうです。

●サンデープロジェクトで石油高騰の論争紹介
 12/16朝のサンプロでは、石井彰氏の出演で、原油先物へのヘッジファンドの寄与で今年10月からの高騰を、商品ファンドの寄与でここ数年の高騰を説明していました。高野孟氏はピークオイル論について質問するという形で参加していました。
 石井氏の主要なメッセージは、早期ピークオイル論のような問題は存在しないが、需給ひっ迫が今後数年間高騰を続けることはありうる、10年後にはあぶないかも、という趣旨でした。
 一つ面白かったのは、80年代の学説仮説紹介という形でOPEC等の国有石油会社が価格高騰時に減産を進めるというメカニズムを紹介していたことです。その際に説明せずじまいだったのは、国際石油会社保有の原油生産がピークに達しているという現状ですね。
YouTubeに画像が出ています。
原油高騰のからくり 0.5%の石油が原油の価格を決める!?
</param></param>

●OPECは年次総会でも増産を見送り
 12月5日のこと、今回もやはり増産を決定しませんでした。心理的な増産抑制が働いたのか、本当に出せるタマがなくてそのことを隠したいのか、投機筋に責任を転嫁して生産量は十分との判断をしています。
 この件も含めて、まあネット右翼がたくさんいる感じの産経新聞izaに『ピークオイル時代』という別ブログを立ち上げました。客筋が変わるとどんな反応があるだろうか、を見てみたいこともありますが、それなりに論旨の整理をしなおしてみたいと思ってのことです。

●石油鉱業連盟、早期ピーク説を否定「石鉱連資源評価スタディ2007年」日刊工業新聞より
” 報告書では累計生産量に、確認埋蔵量と、技術革新で将来の開発が期待される埋蔵量成長、今後の発見を見込む未発見資源量を足し込んだ究極可採掘資源量を3兆380億バレルと推定。ほかの代表的な推定値とほぼ同水準で、ピークオイル論で前提とされる2兆バレルを1兆バレル上回っている。”
ということです。フォッフォッフォ、なかなか強気でんなー。

●ブラジルの海底油田発見についてのニューズウィーク誌記事
11月19日版
石油超大国ブラジルの衝撃
国営ペトロブラスが怪物級の油田を発見!

 という記事が詳しいです。プルードー湾クラスの大規模な新規発見だという見方もあるようです。
まあ、また深海の海底油田かい、というくらいの感想ですが。

●経済産業省が原油価格上昇の影響をまとめました
 原油価格上昇の影響調査について
 pdf版の報告書 を見ていますと、悪影響は個別企業の売り上げについてだけで、縦割りの弊害がひどいと思います。もちろん、他の政府機関だっておなじく悪影響調査を各担当部局ごとにまとめてみれば、全体像が出てくるはずです。
残念ながら経済産業省になにもかもお任せしてしまうのでは、実効性のある対応が出てきそうにないこともこの報告書から丸見えだと思います。

●NBOnlineにニューズウィーク誌記事が出ています
「原油価格100ドル目前、急落に備えよ
投機筋が撤退すれば原油バブルは一気に崩壊へ」

 ”「原油価格は新たな未知の領域に入っている」と言うのは、米エネルギー・ヘッジファンド・センターの共同創設者ピーター・フサロ氏だ。同センターでは商品ヘッジファンドを追跡している。「心配なのは、市場が暴落すれば投機家は一斉に資金を引き揚げる可能性があることだ。市場は崩壊し限りなく落ち込むだろう」。”原油バブルだという見方です。

●第三回OPEC首脳会議
 リヤド宣言(英文)

 ブログ『化学業界の話題 knak のデータベースから』
「OPECサミット」の記事がありました。

●19日月曜にNHK-BS1『きょうの世界』でOPEC首脳会議の結果解説
 「どうなる原油100ドル時代」と題してリヤドで17、8日に開かれる7年ぶりのOPEC首脳会議で決まったことを解説します。
”消費国側から価格の安定に向け増産を求める声が強まる中どのような対策を打ち出すのか、専門家と共に会議の内容を分析し、今後の世界経済を展望します。”とのこと。

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posted by おぐおぐ at 04:00 | TrackBack(0) | ん!ニュース短信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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